AI検索でのブランド露出(owned×earned)
目次
AI検索でブランド露出を伸ばすには
AI検索での露出は、自社サイトの最適化に加えて、第三者があなたを語る量とも強く結びついています。Ahrefsの75,000ブランド調査では、AI Overviewでのブランド露出と最も強く相関したのは、ウェブ上のブランド言及(0.664)でした(出典: Ahrefs)。これは被リンクの0.218の約3倍にあたります。
ブランド言及(0.664)、ブランドアンカー(0.527)、指名検索ボリューム(0.392)という上位3因子は、いずれも自社サイトの外で起きる要素でした。ただしAhrefsは「これは相関であり、因果ではない」と明記しています。露出の強いブランドが言及も集めているだけ、という逆の見方もできるからです。数字だけで因果を決めつけないほうがよさそうです。
owned、earned、プラットフォームの三層で考える
露出は3つの層で整理できます。owned(自社サイト)、earned(第三者の報道・記事)、プラットフォーム(YouTube・noteなどの外部の場)の3つです。
Ahrefsの調査では、ウェブ言及で上位25%のブランドはAI Overviewで平均169回言及され、その下の層(平均14回)の10倍超でした(出典: Ahrefs)。10倍という開きがある以上、owned層だけでなく、earnedとプラットフォームの厚みも見ておく価値があります。ただし相関なので、言及を増やせばこの差が埋まるとまでは言えません。
日本ではこの三層が具体的なサービス名で語れます。Ahrefsが日本語クエリの引用元を集計した調査(Brand Radar、2025年12月〜2026年3月)では、YouTubeが引用1位(約331万件)で、note.comも上位5位に入りました(出典: Web担, 2026)。同じ期間のChatGPT向け集計では、PR TIMESが約9.5万件と上位の引用元になっています(出典: note/Piftee, 2026)。
言及は量産では増えない
不自然に言及を量産しても、効果は薄いと考えられます。Googleは公式ガイドで、ウェブ上でブランド言及を人為的に作る施策は「見た目ほど有効ではない」と明言しているからです(出典: Search Engine Journal)。つまり、近道はないということでしょう。
そのため、やるべきは第三者が取り上げたくなる実体を作ることです。独自データ、一次調査、明確な立場。こうした実体があれば、報道やレビューで取り上げてもらう材料になります。
自社の現状をどこから測るか
まず自社の現状の露出を測り、owned、earned、プラットフォームのどの層が薄いかを見極めること。これが最初の一歩です。
日本市場なら、日本語クエリで多く引用されていたPR TIMESでの発信やYouTubeでの解説が、earnedとプラットフォームを厚くする手段の候補になります。Geo Indexは、自社と競合がAIの回答にどれだけ登場・引用されているかを計測し、露出シェア(Share of Voice)として可視化します。三層のどこで負けているかを、推測でなく数字で確認できるわけです。
三層のどこを厚くするか決める前に、そもそも何が引用を左右するのかはAIに引用されやすいコンテンツとはで押さえておくと判断がぶれません。なお、earnedとプラットフォームの具体策は、PR TIMESはなぜChatGPTに引用されるのかとYouTube字幕がAI引用に効く理由で個別に掘り下げています。