Geo Index

PR TIMESはなぜChatGPTに引用されるのか

著者: Geo Index 編集部 更新日: 2026/8/21 約4分で読めます 閲覧数: 49
目次

PR TIMESがChatGPTに引用される理由

ChatGPTがPR TIMESを多く引くのは、プレスリリースを企業の「公式情報」として扱う傾向があるからです。実際、Ahrefsが日本語クエリの引用元を集計した調査(Brand Radar、2025年12月〜2026年3月)でも、PR TIMESはChatGPTで約9.5万件と上位の引用元でした(出典: note/Piftee, 2026)。

同じ集計では、ChatGPTはameblo.jpを約10万件引いており、PR TIMESはそれに次ぐ規模です(出典: note/Piftee, 2026)。つまり、日本語のニュースリリース配信は、ChatGPTの回答の素材として使われています。この件数の多さが、それを裏付けています。

なぜプレスリリースが公式情報として扱われるか

プレスリリースは、企業が自社の名前で出す一次発信です。新サービス、調査結果、人事といった事実を、発信元がはっきりした形で公開するため、誰が言ったかが明確になります。AI検索はこうした出どころのはっきりした情報を、信頼の手がかりとして拾いやすいと考えられます。

これは日本に特有の動きでもあります。同じAhrefs調査によれば、ChatGPTの日本語クエリの引用元は、以前のRedditなど英語圏中心から、ameblo.jpやPR TIMESなど日本語ソースへ半年で移行したそうです(出典: note/Piftee, 2026)。実際、前回調査で約22万件と最大の情報源だったRedditは今回トップ5から消え、約51万件あったYahoo!知恵袋も圏外に落ちました。

引用に効くプレスリリースの出し方

企業がプレスリリースを出すなら、調査結果や独自データを含め、事実ベースで書くのが基本です。というのも、AI検索が引用先を分けるのは、トピックへの適合と具体性だと報告されているからです(出典: What Gets Cited, SIGIR 2026, arXiv:2605.25517)。価格や数値といった具体を明示しているリリースほど、引かれやすくなります。

ただし、引用元の顔ぶれは半年で入れ替わっており、今PR TIMESが効いていても、来月も同じとは限らないのが実情です。だからこそ、出し続けながら、どのリリースがどのAIに拾われたかを測る運用が要ります。

自社サイトとどう併用するか

プレスリリースはearned(第三者の場での露出)として強い一方、それ単独では完結しません。自社サイトの一次情報を土台に置き、PR TIMESで発信を広げ、結果をAIの回答で確認する、という往復が現実的です。

Geo Index は、自社や競合がどのAIの回答に登場・引用されたかを、モデル名と取得時刻つきで計測します。プレスリリースを出した後に引用が増えたかどうかを、推測に頼らず数字で確認できます。

リリースを引かれやすくする土台として、何が引用を分けるのかはAIに引用されやすいコンテンツとはで確認しておくとよいでしょう。なお、発信全体の設計はAI検索でのブランド露出(owned×earned)、日本語での引用傾向は日本語クエリでAIが引用するサイトの傾向が参考になります。