無料AI可視性診断ツールの使い方
目次
何が分かるか
無料AI可視性診断は、URLを1つ入れるだけで動きます。ログインは要りません。20〜40秒ほどかかります。
確認するのは3つです。
- robots.txtの記述。AIボットごとに、許可か拒否かを照合します。
- 各ボットのUAでの実アクセス。robots.txtで許可していても、WAFやBot対策で止まっていることがあります。実際にボットのUAでアクセスして、403やチャレンジ応答が返らないかを見ます。
- JavaScript実行前後のHTMLの比較。AIクローラーの多くはJavaScriptを実行しません。実行前のHTMLに本文がどれだけ含まれるかを0〜100で出します。
対象のボットは、OpenAI(GPTBot、OAI-SearchBot、ChatGPT-User、OAI-AdsBot)、Anthropic(ClaudeBot、Claude-User、Claude-SearchBot)、Google(Google-Extended、GoogleOther)を中心に、検索と学習を兼ねるGooglebot、Applebot、Bingbotも含めます。検索用クローラーを入れているのは、AI向けのBot対策が検索クローラーまで巻き添えにしていないかを見るためです。
結果の読み方
robots.txtで「許可」、実アクセスで「到達可」なら、そのボットは本文を受け取れています。
robots.txtで「許可」なのに実アクセスが「403」や「チャレンジ」なら、WAF側で止まっています。Cloudflareを使っているサイトで多く、Bot Fight ModeやAIクローラー制御の設定を見直す必要があります。直し方はAIクローラーの誤ブロックを防ぐへ。
チャレンジ応答は、ステータスが200で返ることがあります。ステータスコードだけを見る確認では分からないので、この診断は応答の中身まで見ています。
JavaScript実行前のHTMLの割合が低いページは、内容がどれだけ良くてもクローラーには白紙に近く見えます。SSRが必要な理由を読んでください。
Cloudflareの2026年9月15日の変更
Cloudflareは2026年9月15日から、新しく登録したドメインの広告を表示するページについて、学習用とエージェント系AIクローラーを既定でブロックするよう扱いを変えました。この変更の影響を受けているかどうかも、診断の中で表示します。robots.txtは変えていないのに実アクセスが変わった、というときはここを疑ってください。
分からないこと
この診断では次のことは分かりません。
- ChatGPTやClaude、Geminiで実際に引用されているか
- 到達状況が時間とともにどう変わったか
- 競合との位置関係
- 検索順位や検索流入への影響
引用されているかは引用分析で、到達状況の推移はAI最適化ページのアクセスログで測ります。無料診断はその入口です。
注意点
User-Agent名は誰でも名乗れるので、この診断で「ボットが来られる」と分かっても、実際に来ているかは別です。実際に来ているかは、自社サーバーのログか、Geo Indexのアクセスログで確かめます。